ポートルイス(英語表記)Port Louis

精選版 日本国語大辞典 「ポートルイス」の意味・読み・例文・類語

ポート‐ルイス

(Port Louis) インド洋南西部の島嶼国モーリシャス首都。モーリシャス島北西岸に位置する港湾都市

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ポートルイス」の意味・読み・例文・類語

ポート‐ルイス(Port Louis)

インド洋南西部の島国モーリシャス共和国の首都。モーリシャス島北西端に位置する。古くから天然の良港として知られ、オランダフランス英国の統治下において重要な港となった。現在もサトウキビ積出港、および遠洋漁業寄港地として栄えている。アルム広場アデレード砦シャン‐ド‐マルス競馬場など、植民地時代の建物が多く残っている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ポートルイス」の意味・わかりやすい解説

ポート・ルイス
Port Louis

インド洋南西部,マダガスカル島東方にある島嶼国モーリシャスの首都。人口15万(2005)。モーリシャス島北西岸の港湾都市で,同島唯一の貿易港であり,漁港でもある。天然の良港で,この国の主要生産物である砂糖輸出するほか,ラム,ワイン,タバコ繊維(モーリシャス・ヘンプ),食料品などの軽工業がある。16世紀初めにポルトガル船が島を発見する以前に,アラブもしくはインドネシア人が来航した可能性もあるが,1598年にオランダが寄港地とした時,島は無人であった。1710年にオランダが放棄したが,15年フランスがこの島を領有して35年に町を建設した。1810年からイギリス領となったモーリシャスの主都,また1968年の独立後は首都になっている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポートルイス」の意味・わかりやすい解説

ポートルイス
Port Louis

モーリシャスの首都。港湾都市。モーリシャス島北西岸に位置。山地に囲まれた湾入部に位置し,東と南東の貿易風がさえぎられて自然の良港をなす。 1736年フランス人が南アフリカ,アジア,ヨーロッパを結ぶ海上交通の要地として建設,スエズ運河完成まではインド航路の要衝であった。モーリシャス唯一の貿易港で,主産物の砂糖を輸出。輸出入品の集散のほか製糖,たばこ製造などの工業がある。 19世紀から 20世紀初めにかけてサトウキビのプランテーションで働いたインド人労働者の居住区アープラバシ・ガートが,2006年世界遺産の文化遺産に登録された。モーリシャス大学がある。人口 14万9054(2008推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android