ポロヌプリ山(読み)ぽろぬぷりやま

日本歴史地名大系 「ポロヌプリ山」の解説

ポロヌプリ山
ぽろぬぷりやま

歌登町の北端部、中頓別なかとんべつ町との境界に位置し、主峰の標高は八四〇メートル。山体は中生代白亜紀の日高累層群ポロヌプリ層からなる。ポロヌプリ層は白亜紀のプレート沈み込みに伴う付加作用で形成され、新生代に入ってから起きたユーラシアプレートとオホーツクプレートの衝突・横ずれ運動のために陸地化した。森林限界は標高六〇〇メートルほどにあり、頂上付近には高山植物が生育している。登山道はなく、無雪期の登頂には藪漕ぎを要する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内のポロヌプリ山の言及

【中頓別[町]】より

…人口2754(1995)。北見山地北部のポロヌプリ山(839m),敏音知(ぴんねしり)山(703m)などに囲まれ,中央を頓別川が北流する。市街地は頓別川と支流兵知安(ぺいちあん)川の合流点付近に発達し,国道275号線が通る。…

※「ポロヌプリ山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android