日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ポレボイ(Nikolay Alekseevich Polevoy)ぽれぼいНиколай Алексеевич Полевой/Nikolay Alekseevich Polevoy(1796―1846) ロシアの小説家、歴史家、ジャーナリスト。商人階級出身。1820年代には主宰する雑誌『モスクワ電信』に論陣を張り、ロシア・ロマン主義およびロシアの近代文芸評論の発展に寄与した。代表作は貴族社会におけるロシア・ブルジョアジーを描いた『アバドンナ』(1834)。ほかに、カラムジンに対抗して書いた大著『ロシア国民史』がある。[藤家壯一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例