ポルタ・ニグラ(読み)ぽるたにぐら

世界大百科事典(旧版)内のポルタ・ニグラの言及

【トリール】より

…高さ30mを超える巨大な煉瓦造建築で,これは内部には温風暖房装置の跡があり,当時の技術の高さを示す。やはりローマ時代の城門ポルタ・ニグラPorta Nigra(黒門)は,トリールの地がもっていた戦略的重要さを語るもので,中世にはこの中にキリスト教の礼拝堂が営まれた。キリスト教の大司教区としての発展を語る遺品は多く,大聖堂は11世紀に大司教ポッポPoppoのもとで旧来の教会堂を核として改めて造営され,12世紀後半,リブ・ボールトをもつ初期ゴシック様式で完成された(バロック期の付加物あり)。…

※「ポルタ・ニグラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」