ポリテルペン

化学辞典 第2版 「ポリテルペン」の解説

ポリテルペン
ポリテルペン
polyterpene

ポリイソプレノイドともいう.イソプレン単位が多数鎖状結合した不飽和炭化水素またはアルコール総称.イソプレン単位が8個のカロテノイド,11個のウンデカプレノール,16~20個のドリコール,100個程度で二重結合トランス形グタペルカシス形で10000個程度の天然ゴムなどがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のポリテルペンの言及

【テルペン】より

…天然にはnが3以上のテルペンも知られており,n=3をセスキテルペンsesquiterpene,n=4をジテルペンditerpene,n=5をセスタテルペンsesterterpene,n=6をトリテルペンtriterpeneなどと呼ぶ。n≧8の場合をポリテルペンpolyterpeneと呼ぶことがあり,またイソプレン自身はn=1のヘミテルペンhemiterpeneに属すると考えられる。高次のテルペンも香気成分,色素,樹脂成分等として重要なものが多い。…

※「ポリテルペン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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