ポリオキシン(読み)ぽりおきしん

世界大百科事典(旧版)内のポリオキシンの言及

【抗生物質】より

…これが契機となって,ブラストサイジンS(住木諭介ら,1958),カスガマイシン(梅沢浜夫ら,1965)が開発された。そのほかイネの白葉枯病に対するセロサイジン(住木諭介ら,1958),イネの紋枯病に対するバリダマイシン(武田薬品工業,1971),モモの黒斑病とリンゴの斑点葉枯病などに対するポリオキシン(鈴木三郎ら,1958),うどんこ病に有効なミルディオマイシン(武田薬品工業,1983)などがある。医薬として開発されたストレプトマイシン,オキシテトラサイクリンなども農薬用抗生物質として登録されている。…

【殺菌剤】より

N‐置換イミダゾール,トリアゾール系殺菌剤は,幅広い殺菌作用を示すが,とくに各種作物のうどんこ病に対して卓効を示すことで知られる。イネの重要病害であるいもち病の防除には,有機リン酸エステル系殺菌剤,ブラストサイジンSカスガマイシンなどの農業用抗生物質が,紋枯病の防除には有機ヒ素剤のほかにポリオキシン,バリダマイシンなどの農業用抗生物質が使われる。ベンツイミダゾール系殺菌剤は,各種作物の広範な病原菌(灰色かび病菌,うどんこ病菌など)に対して有効な殺菌剤として広く用いられる。…

※「ポリオキシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」