ポテトチップ
ぽてとちっぷ
potato chip
薄切りにしたジャガイモを、160~170℃の油でゆっくり揚げて塩味をつけたもの。作り方は、形のよいジャガイモを洗って皮をむき、スライサーで薄い丸型の片におろし、冷水の中に10分間さらして余分のデンプンを洗い流しておく。植物性油を鍋(なべ)にたっぷりと熱し、水けを除いたジャガイモを重ならないように入れ、金網杓子(しゃくし)で上げ下げしながら均等にきつね色がつくまで揚げる。敷紙をかえながら油を切り、塩を少量ふりかけて冷まし、湿気のこないうちに缶に入れる。肉類の付け合せ、ハンバーガーやホットドッグ、サンドイッチなどの添え物、酒のつまみなどに用いられる。
[小林文子]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ポテトチップ【potato chip】
薄く輪切りにしたじゃがいもを油で揚げて塩をふったもの。スナック菓子として市販もされ、コンソメ味などさまざまな風味のものがある。また、市販の商品には、じゃがいもをフレーク状にしたものを用いて生地を作り、薄い円形をゆるやかにカーブさせた形に成形して作るものもある。酒のつまみやおやつ、肉料理のつけ合わせなどに用いる。◇「ポテトチップス」ともいう。「ポテチ」と略す。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
ポテト‐チップ
〘名〙 (potato chip)⸨ポテト
チップス⸩ ジャガイモの薄切りをからあげにして塩味などをつけた食品。チップ。
※幼児狩り(1961)〈
河野多恵子〉「投げだしてあったポテト・チップスの袋を割いた」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
世界大百科事典内のポテトチップの言及
【ジャガイモ】より
…和風には煮物や汁の実にすることが多く,洋風ではサラダ,コロッケのほかカレー,シチューなどの煮込みやグラタンなどにも使い,粉ふきいも,マッシュポテト,フライドポテトなどにして付合せにも多用される。薄切りにして揚げたポテトチップはビールのつまみなどに好適であるが,近年は間食用のスナック菓子としての人気も高い。ドイツやロシアでは主食的にも用いられるが,皮つきのまま蒸すかゆでるかして,バター,塩,あるいはサワークリームで食べるのもよい。…
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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報