ポアントノアール(英語表記)Pointe-Noire

改訂新版 世界大百科事典 「ポアントノアール」の意味・わかりやすい解説

ポアント・ノアール
Pointe-Noire

アフリカ中西部,コンゴ共和国南西部にある大西洋に面した港湾都市人口45万5100(1996)。首都ブラザビルの西方約390kmに位置し,1883年フランスによって建設された。1934年にブラザビルに至る鉄道が開通し,34-39年に人工良港が建設されてから,商工業都市として発展した。合板,アルミニウム製品,セッケン,食品加工,造船などの工場があり,木材,綿,ヤシ油,ヤシ核,ラッカセイ,コーヒーなどを輸出する。またスポーツ・フィッシング適地としても知られる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポアントノアール」の意味・わかりやすい解説

ポアントノアール
Pointe-Noire

コンゴ共和国南西部,大西洋にのぞむ港湾都市。クイルー州州都。ブラザビル西南西約 390kmに位置。 1950~58年フランス領赤道アフリカ中央コンゴの首都。同国第1の貿易港で,国際空港もある。中央アフリカ共和国の輸出入港としても重要であるほか,ガボンのマンガン鉱石の輸出も扱う。製材パーム油,食品加工,機械修理などの工場があり,工業の種類は首都より多い。人口 57万 6206 (1992推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android