ポアティエの戦(読み)ポアティエのたたかい

百科事典マイペディア 「ポアティエの戦」の意味・わかりやすい解説

ポアティエの戦【ポアティエのたたかい】

百年戦争初期の1356年,西フランスのポアティエPoitier付近で英国エドワード黒太子がフランス国王ジャン2世を破って捕虜にした戦い。英国の弓・歩兵隊がフランスの騎士軍にまさることを示し,その結果,1360年のブレティニーの和が結ばれ,ポアティエは英領となった。

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世界大百科事典(旧版)内のポアティエの戦の言及

【ジャン[2世]】より

…フィリップ6世の子。彼の治世は百年戦争の渦中にあって,政治的・社会的混乱はいちじるしく,ポアティエの戦(1356)では,エドワード黒太子のひきいるイギリス軍に敗れ,王自身も捕虜となり,ボルドーからロンドンに連行された。その間,皇太子シャルル(のちのシャルル5世)が摂政となり,フランスが直面する内外の危機の打開につとめた。…

【ポアティエ】より

…ガロ・ロマン時代から開けた地。732年カール・マルテルはこの近傍でイスラム教徒を阻止し,また百年戦争初期のポアティエの戦(1356)ではフランス軍がこの地で敗れた。1431年には大学が創設されている。…

※「ポアティエの戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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