ボーマー商会(読み)ぼーまーしょうかい

世界大百科事典(旧版)内のボーマー商会の言及

【ラン(蘭)】より


[日本における洋ラン]
 明治以前,長崎のグラバー家の温室に,シンビジウム・トラシアヌムCymbidium tracyanumがあったといわれるが,はっきりしたことはわからない。現在のところ,明治10年(1877)ごろ,横浜にあったボーマー商会がイギリスからランや観葉植物を輸入していたので,ここから日本に渡来したとされている。また,1881年上野で開かれた,第2回内国博覧会のおりに温室が建ち,この中にシンビジウムやパフィオペディルムがあったといわれているし,89年,福羽逸人(いつんど)が東京麴町に温室をつくり,栽培をしていたともいわれている。…

※「ボーマー商会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android