ボースアインシュタイン統計(読み)ボースアインシュタイントウケイ

デジタル大辞泉 の解説

ボースアインシュタイン‐とうけい【ボースアインシュタイン統計】

スピンがゼロか整数の値をもつボース粒子の集まりが示す統計性質。1924年、ボースアインシュタインそれぞれ独立して導出。粒子同士に相互作用はなく、一つの粒子状態をいくつもの粒子が占有できる。この統計に従う粒子系が、ある絶対温度を下回ると、すべての粒子が一つの最低エネルギーをとるボースアインシュタイン凝縮という状態になる。ボース統計。→フェルミディラック統計

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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