ボ・はかる・はかりごと(漢字)

普及版 字通 の解説


18画

[字音]
[字訓] はかる・はかりごと

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ぼ)。〔説文〕三上に「議謀するなり」とあり、前条に「を慮(はか)るを謀と曰ふ」とあって、同義の字。某(ぼう)は(さかき)の枝に申し文をつけて神意を問い諮る意。は規模を定めることをいう。金文をみな(慕)に作り、「大」「粛」のようにいうが、文献にはに作る。〔孟子、万章上〕「君()を蓋(おほ)ふ(生き埋めにする)ことを(はか)るは、咸(み)な我が績なり」は、計画の順序立てをすることをいう。〔書〕に〔大禹〕〔皋陶(こうようぼ)〕のように、名とするものがある。

[訓義]
1. はかる、はかりごと。
2. くわだて、順序だてる、しくみを考える。
3. いつわる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 波加利己止(はかりごと) 〔名義抄 ハカリゴト・ハカル・カタキ・ナシ・タメシ・マジフ・イツハル/謀 ハカリ・ハカル 〔字鏡集〕 ハカル・タメシ・アダ・カタキ・イツハル・ハカリゴト・マジフ・ナシ

[熟語]

[下接語]
・睿・叡・淵・遠・王・嘉・規・宏・皇・高・戎・詢・深・崇・聖・銓・大・朝・帝・典・謀・雄・良・令

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android