日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ボルト(Robert Oxton Bolt)
ぼると
Robert Oxton Bolt
(1924―1995)
イギリスの劇作家。ラジオドラマ作家として出発。一、二の舞台劇の習作ののち、1957年、チェーホフ的な家庭劇、『花咲くチェリー』の成功によって一躍新進劇作家の一人として注目される。その後の話題作はトマス・モアが主人公の『すべての季節の男』(1960)。これはのちに彼自身のシナリオ、フレッド・ジンネマン監督で1966年に映画化(邦題『わが命つきるとも』)された。『アラビアのロレンス』(1962)、『ドクトル・ジバゴ』(1965)、『ライアンの娘』(1969)などの映画のシナリオも手がけている。
[大場建治]
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