ホモポリ酸(読み)ホモポリサン

化学辞典 第2版 「ホモポリ酸」の解説

ホモポリ酸
ホモポリサン
homopolyacid

イソポリ酸の「イソ」のギリシア語語源は“同等”を意味するので,“同一”を意味する「ホモ」のほうがヘテロポリ酸との対比上,より適切であるとして,IUPACが1990年無機化合物命名法でイソポリ酸のかわりに使うことを提案した名称

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のホモポリ酸の言及

【ポリ酸】より

…S,Se,Te,P,As,Sb,Si,Ge,B,V,Nb,Ta,Cr,Mo,W,Uなどを中心原子としたオキソ酸に多数みられる。H2S2O7,H2Cr2O7,H5P3O10,H3B3O6,H6Mo7O24などのように1種類の中心原子を含む場合をホモポリ酸またはイソポリ酸といい,H4SiW12O40,H3PMo12O40などのように2種類以上の中心原子を含む場合をヘテロポリ酸という。これらのポリ酸は水溶液中で多塩基酸として解離し,いろいろな数のHを含んだイオンとして存在する。…

※「ホモポリ酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android