ホノニニギノミコト(読み)ほのににぎのみこと

世界大百科事典(旧版)内のホノニニギノミコトの言及

【散米】より

…神や仏に参ったとき供える米,または祓(はらい)や清めの目的でまき散らす米。サンゴ(散供),オサゴ(御散供),ウチマキ(打撒)などといい,白紙に米を包んで一方をひねったものをオヒネリともいうから,もとは神への供え物である米を意味したが,米の霊力によって悪魔や悪霊を祓うためにまき散らすこととなった。たとえば,《延喜式》記載の大殿祭(おおとのほがい)の祝詞の注に,出産にあたって産屋に米をまき散らし,米の霊力によって産屋を清めたことがみえている。…

【瓊瓊杵尊】より

…《古事記》では邇邇芸命と記す。種々の異なった名称をもつが基本はホノニニギノミコト。〈ホ〉は稲穂,ニニギはニギヤカ,ニギワウの〈ニギ〉を重ねた語で,稲穂が豊かに実ることを予祝してつけた名称。…

※「ホノニニギノミコト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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