ペン・ヌート(英語表記)Penn Nouth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペン・ヌート」の意味・わかりやすい解説

ペン・ヌート
Penn Nouth

[生]1906. プノンペン
[没]1985.5.18. パリ近郊
カンボジア政治家。 1938~40年パリのフランス植民地局につとめた。 46年カンボジア王国国務相,48~69年8月 N.シアヌーク元首を助けてしばしば首相地位についた。 58~60年フランス駐在大使。思想的には中道派の立場をとってきたが,70年3月 18日のクーデター後は,北京にあってシアヌークと終始行動をともにした。シアヌークが北京につくった王国民族連合政府首相で,カンプチア民族統一戦線政府首相。 75年9月帰国。 76年4月新政府発足とともに民主カンプチア国家幹部会顧問

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20世紀西洋人名事典 「ペン・ヌート」の解説

ペン・ヌート
Penn Nouth


1906.(1905.説あり) -
カンボジアの政治家。
元・カンボジア王国民族連合政府首相。
プノンペン生まれ。
1945年蔵相、’46年プノンペン市長、’48〜69年間に数回首相を務め、’58〜60年駐仏大使を歴任しシアヌーク殿下最古参の顧問となる。’70年シアヌーク追放後、カンボジア王国民族連合政府(シアヌーク殿下亡命政権)を樹立し首相に就任、カンボジア民族統一戦線中央委政治局長を務め、’75年帰国、’76年民主カンボジアと国名を変更し民主カンボジア国家幹部会顧問となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「ペン・ヌート」の解説

ペン・ヌート

生年月日:1903年4月15日
カンボジアの政治家
1985年没

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