ペロブスカイト構造(読み)ペロブスカイトコウゾウ

デジタル大辞泉 「ペロブスカイト構造」の意味・読み・例文・類語

ペロブスカイト‐こうぞう〔‐コウザウ〕【ペロブスカイト構造】

《「ペロフスカイト構造」とも》複酸化物がとる結晶構造の一。灰チタン石ペロブスカイト)が同構造をとることに由来する。イオンA、イオンB、および酸素Oからなる化学組成ABO3で示される酸化物うち、AおよびBのイオン半径が大きく異なるものに見られる。コンデンサー材料であるチタン酸バリウムや、銅酸化物の高温超伝導体がとる結晶構造として知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android