ペルオキソホウ酸塩(読み)ペルオキソホウさんえん(英語表記)peroxoborate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペルオキソホウ酸塩」の意味・わかりやすい解説

ペルオキソホウ酸塩
ペルオキソホウさんえん
peroxoborate

古くは過ホウ酸塩とも呼ばれた。遊離の酸は知られていない。アルカリ水溶液中で過酸化水素ホウ酸塩を反応させてつくる。 (M=K,Na,NH4)
などが知られている。他の塩も存在するが,構造については不明な点が多い。水溶液は過酸化水素を遊離し,強い酸化剤として作用する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 「ペルオキソホウ酸塩」の解説

ペルオキソホウ酸塩
ペルオキソホウサンエン
peroxoborate

H2B2(O2)2(OH)4の塩.構造からするとペルオキソ酸塩であるが,IUPAC命名では過ホウ酸塩としている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android