ペニン山脈(読み)ペニンさんみゃく(英語表記)Pennines

翻訳|Pennines

精選版 日本国語大辞典 「ペニン山脈」の意味・読み・例文・類語

ペニン‐さんみゃく【ペニン山脈】

(ペニンはPennine) イギリス、イングランド北部を南北に走る山脈。長さ約二二〇キロメートル。最高峰はクロスフェル山(八九三メートル)。

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デジタル大辞泉 「ペニン山脈」の意味・読み・例文・類語

ペニン‐さんみゃく【ペニン山脈】

Pennine英国、イングランド中央部に南北に連なる山脈。最高点はクロスフェル山で、標高893メートル。石炭を産する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペニン山脈」の意味・わかりやすい解説

ペニン山脈
ぺにんさんみゃく
Pennines

イギリス、グレート・ブリテン島中央部に南北に連なる丘陵性の山脈。正しくは「ペナイン(ズ)」と発音する。全長約220キロメートル。東の北海と西のアイリッシュ海との分水界をなす。稜線(りょうせん)部は高原状で、南から北へ徐々に高度をあげ、最高点は北端近くのクロス・フェル山Cross Fell(893メートル)。数か所で東西方向の鞍部(あんぶ)によって断ち切られている。大部分は石炭紀の地層よりなり、中央部には下部の石灰岩層が、東西両側には上位の砂岩および夾炭(きょうたん)層が分布し、局地的により古い地層が露出している。ペニン山脈を取り囲む夾炭層は良質で開発が進み、とくに東麓(とうろく)のウェスト・ヨークシャー県からノッティンガムシャー県にかけての炭田は重要である。山麓は産業革命発祥の地で、東麓にはリーズシェフィールド、西麓にはマンチェスターなどの大工業都市が炭田上に立地した。高原状の山脈の稜線部は高位湿地を伴い、おもに牧羊が行われている。山脈の大部分は国立公園で、南北400キロメートルの自然歩道(ペナイン・ウェー)が山脈を縦断している。

[小池一之]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペニン山脈」の意味・わかりやすい解説

ペニン山脈
ペニンさんみゃく

ペナイン山脈」のページをご覧ください。

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