ペトロニエビチ(英語表記)Petronijević, Branislau

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペトロニエビチ」の意味・わかりやすい解説

ペトロニエビチ
Petronijević, Branislau

[生]1874.3.25. ソブリャッコドウバ
[没]1954.3.4. ベオグラード
ユーゴスラビアの哲学者。ベオグラード大学教授。経験批判論の立場に立ち,絶対的理性論を打立てようとした。自己の立場を単一多様主義と呼び,スピノザ哲学における世界実体の単一性とライプニッツモナドの多様性との統一原理を経験のなかに求めようとした。主著は『認識論の諸原理』 Prinzipien der Erkenntnislehre (1900) ,『形而上学原理』 Prinzipien der Metaphysik (02) ,『普遍的進化』L'Evolution universelle (21) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android