ペトルーシュカ(読み)ぺとるーしゅか(英語表記)Pétrouchka フランス語

デジタル大辞泉 「ペトルーシュカ」の意味・読み・例文・類語

ペトルーシュカ(Pétrouchka)

ストラビンスキー作曲バレエ音楽。一幕四場。バレエリュスにより、1911年パリで初演

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペトルーシュカ」の意味・わかりやすい解説

ペトルーシュカ
ぺとるーしゅか
Pétrouchka フランス語

ストラビンスキー作曲のバレエ音楽。副題に「ストラビンスキーとA・ブノワの台本による四つの情景からなるバーレスク風バレエ」とある。振付けM・フォーキン。1911年6月パリのシャトレー劇場初演。前年同じくパリで初演された『火の鳥』に次ぐ、ディアギレフロシア・バレエ団委嘱の第二作。主演ニジンスキー。1830年代、ニコライ1世治下のペテルブルグ謝肉祭のにぎわいのなかで、人形芝居小屋の操り人形たちの恋の悲劇が演じられる。道化役ペトルーシュカは、恋するバレリーナに振られ、恋敵のムーア人と戦って殺されるという物語。ロシア民謡を取り入れた音楽は奇数拍子とポリリズムの使用に特色があり、管弦楽組曲(1946)もある。

船山 隆]

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デジタル大辞泉プラス 「ペトルーシュカ」の解説

ペトルーシュカ〔バレエ〕

ロシア出身の舞踊家・振付家ミハイル・フォーキンによるバレエ(1911)。原題《Pétrouchka》。命を吹き込まれた人形の恋と悲劇を描いたもの。初演はバレエ・リュス。作曲・台本イーゴリ・ストラヴィンスキー。ニジンスキーがソリストを務めた。

ペトルーシュカ〔音楽〕

ロシア生まれの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ音楽(1911)。原題《Pétrouchka》。『火の鳥』、『春の祭典』とともにストラヴィンスキーの三大バレエ音楽の一つとして知られる。

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