ペディオニーテ(英語表記)Pedionite[ドイツ]

精選版 日本国語大辞典 「ペディオニーテ」の意味・読み・例文・類語

ペディオニーテ

〘名〙 (Pedionite) 溶岩が広がってできた台地溶岩台地

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デジタル大辞泉 「ペディオニーテ」の意味・読み・例文・類語

ペディオニーテ(〈ドイツ〉Pedionite)

溶岩台地ようがんだいちのこと。

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改訂新版 世界大百科事典 「ペディオニーテ」の意味・わかりやすい解説

ペディオニーテ
Pedionite[ドイツ]

K.シュナイダー提唱・命名した火山分類の型の一つ。今は使用されない。溶岩台地とほぼ同意
火山
執筆者:

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岩石学辞典 「ペディオニーテ」の解説

ペディオニーテ

熔岩流の幅が長さと同程度のもの[Iddings : 1909].台地を作る熔岩で,熔岩台地をいう[Schneider : 1911].ギリシャ語のpedionは平な土地をいう.裂罅あるいは多数火口から噴出した多量の熔岩が広い地域を覆って台地状の地形を示す火山をいう[渡辺編 : 1935].

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペディオニーテ」の意味・わかりやすい解説

ペディオニーテ
ぺでぃおにーて
pedionite

溶岩台地と同義ドイツのシュナイダーK. Schneiderが1911年に提唱した分類による、基本的な火山形態の一型。その分類、とくにこの用語ペディオニーテはその後廃れた。

諏訪 彰]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペディオニーテ」の意味・わかりやすい解説

ペディオニーテ
pedionite

溶岩台地と同義。 1911年ドイツの K.シュナイダーが提唱した火山の断面形態などによる分類の一つで,現在ではほとんど使われない。

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世界大百科事典(旧版)内のペディオニーテの言及

【火山】より


[シュナイダーの火山分類]
 ドイツのK.シュナイダーは地球上のすべての火山を,その断面形,溶岩と火山砕屑岩の割合などに基づいて次の七つの基本形(単式火山)に分けて認識できると考えた(1911)。(1)ペディオニーテ(溶岩台地),(2)アスピーテ(楯状火山),(3)トロイデ(溶岩円頂丘),(4)ベロニーテ(火山岩尖),(5)コニーデ(成層火山),(6)ホマーテ(砕屑丘),(7)マール(マール)。括弧内は訳語ではなく,現在使用されている用語のうち,最も近いと考えられるものである。…

※「ペディオニーテ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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