ベース
(1) 最終充填物(mesostasis)と同様の意味で使用された[Brongniart : 1813].ツィルケルは斑状岩の区分されていない基盤の混合物に使用した.マイクロフェルシックまたは非晶質である.これに対して石基(groundmass)は完全に肉眼的なものに用いるので,石基とベースを混同してはならない[Hatch : 1888].(2) 塩基(えんき)と訳し,化学物質の分類の一つで,塩基は陽子受容体あるいは電子対供与体である.(3) 底面(ていめん)と訳し,結晶の底面の意味に使用する.
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ベース
base
トランジスタでエミッタとコレクタにはさまれた中間の領域。 W.ショクリーらが最初にトランジスタを発明したときに用いた点接触型トランジスタにおいて,ゲルマニウム結晶を載せる台 (base) の部分であったため,このように名づけられた。ベースにはエミッタから少数キャリアが注入され,その中を拡散していって,コレクタに到達してコレクタ電流を生じる。途中で再結合したものはベース電流となる。再結合をなるべく少くし,また高周波でも十分な増幅をするように,ベース層はきわめて薄くつくられる。
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ベース
〘名〙 (base)
①
物事のもと。
主体となるもの。基準。基本。基礎。
土台。特に、基本給。
※
帰郷(1948)〈
大仏次郎〉過去「三千六百円ベースでは不親切になるのは当然のことで」
※松蘿玉液(1896)〈
正岡子規〉七月二三日「
ベースボールに要するもの〈略〉基
(ベース)三個、本基
(ホームベース)」
ベース
〘名〙 (bass)
※不如帰(1898‐99)〈
徳富蘆花〉上「腹の底より押しあげた様なる乙音
(ベース)を発しつつ」
③ ②と同じ音域をもつエレキギター。
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「ベース」の意味・読み・例文・類語
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