精選版 日本国語大辞典 「ベーア」の意味・読み・例文・類語
ベーア
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ドイツの動物発生学者。エストニア生れ。発生学上の主たる業績はケーニヒスベルク大学時代(1819年に教授)になされているが,後にペテルブルグに赴き各地を旅行して,人類学,人種学,考古学,言語学を研究した。哺乳類の卵や脊索を発見し,胚葉説を確立した。比較発生学上の知見として,(1)動物群に共通の特徴は胚の早期に形成される,(2)形成は一般的なものから特殊なものへ進む,(3)特定の動物系に属する胚は,他の諸型から離れていく,(4)高等動物系の胚は,他の動物系の胚に類似している,の4点を発生法則(フォン・ベーアの法則)として提示した。対称性を基準にして,動物の型を放射型,環節型,等質型,二重対称型(脊椎動物)に分けている。生物の変異に関しては,各型の内部での限定的変異を認めたが,進化論一般は否定した。
執筆者:河本 英夫
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…古代のアリストテレスにはじまり,17世紀のW.ハーベー,18世紀のC.ウォルフをへて,19世紀にいたり近代的な体裁をもつようになる。K.E.vonベーア(1828)は,各種動物の比較研究にもとづき,すべての動物は発生初期には同一の胚葉構造をもち,発生が進行するとともに各動物の個性があらわれてくると説いた。同世紀末にはじまる実験発生学は,後成説の主張に決定的な根拠をあたえた。…
…かれはそれを含め,生命現象を生命力的な概念によって説明した。後成説は19世紀前半になりK.E.vonベーアの動物学的研究で確立された。ついで1860年ころは他の二大問題にとって重大な時期となった。…
※「ベーア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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