ベルナルドゥスシルウェストリス(英語表記)Bernardus Silvestris

改訂新版 世界大百科事典 の解説

ベルナルドゥス・シルウェストリス
Bernardus Silvestris
生没年:?-1167以後

フランスの初期スコラの哲学者で,シャルトル学派の一人。フランス名はベルナール・シルベストルBernard Silvestreで,トゥールのベルナールとも呼ばれる。1156年ころシャルトル司教座尚書となる。《宇宙論》と題され,1150年ころシャルトルのティエリーに捧げられた著作で知られる。これはカルキディウスの《ティマイオス注解》を用い,自然に生命を与える宇宙霊魂は神のイデアに従って働くと見たもので,シャルトルのベルナールとも一致する見解である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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