ベラトリジン

化学辞典 第2版 「ベラトリジン」の解説

ベラトリジン
ベラトリジン
veratridine

C36H51NO11(673.80).ベラトルムアルカロイドの一つで,ユリ科Veratrum属およびその近縁植物の種子根茎から見いだされた.淡黄色の粉末.融点180 ℃(130 ℃ で乾燥させたもの),+8.0°(エタノール).水に可溶,エーテルに微溶.Na チャンネルに作用する神経や筋肉細胞の減極剤であるが,バトラコトキシンより活性は弱い.[CAS 71-62-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android