ベニントン(英語表記)Bennington

デジタル大辞泉 「ベニントン」の意味・読み・例文・類語

ベニントン(Bennington)

米国バーモント州南西部の町。アメリカ独立革命におけるベニントンの戦い舞台となった場所。戦いの記念碑や同州最古教会がある。周辺にはスキー場が多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ベニントン」の意味・わかりやすい解説

ベニントン
Bennington

アメリカ合衆国バーモント州南西部の町。人口1万5815(1980)。グリーン山脈タコニック山脈の間に位置し,周辺は酪農地帯である。紙製品,電子部品,家具,自動車用バッテリーなどが主要工業製品。アメリカ独立革命のとき,アメリカ軍兵站(へいたん)部があり,1777年8月14~16日に,ここを攻略しようとしたイギリス軍の部隊がバーモントの民兵組織グリーン・マウンテン・ボーイズを含むアメリカ軍に敗北したところとして知られている。1761年に定住が始まり,1849年に町となった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベニントン」の意味・わかりやすい解説

ベニントン
べにんとん
Bennington

アメリカ合衆国、バーモント州南西端グリーン山脈の東にある町。人口1万5737(2000)。1761年に建設された。電子機器、バッテリー、家具、紙製品などの工業が盛んな町で、付近にはスキー場が多い。1777年8月に将軍ジョン・スタークがイギリス軍を破ったベニントンの戦いの舞台となった所で、町には90メートルを超す記念碑をはじめ、教会(1806建設)や歴史的建造物、当時の遺品などを集めたベニントン博物館などが保存されている。ベニントン大学(1932創立)の所在地でもある。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベニントン」の意味・わかりやすい解説

ベニントン
Bennington

アメリカ合衆国,バーモント州南西端にある都市。 1777年アメリカ独立戦争の一つであるベニントンの戦いの地。戦勝記念の高さ 93mのオベリスク (方尖塔) がある。歴史博物館には,最古の星条旗が保存されている。この地は古くから陶器製造が盛んで,織物や木工業とともに産業の中心をなす。酪農やリンゴの栽培も盛んである。ベニントン大学や歴史博物館があるほか,狩猟やマス釣りなどの好適地。人口1万 6451 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android