ベツリン

化学辞典 第2版 「ベツリン」の解説

ベツリン
ベツリン
betulin

C30H50O2(442.70).ルパン骨格をもつ五環性トリテルペンジオール.シラカバBetula albaの樹皮成分(24% 以上).ヤマグルマ科Trocodendron aralioides,カバノキ科Corylus avellana,マメ科Vicia faba,そのほか多くの植物にも含まれている.無色の針状晶.融点250 ℃.+20°(ピリジン).エタノールクロロホルムエーテルベンゼンに易溶,酢酸に可溶,冷水に難溶.[CAS 473-98-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android