ヘラズ(読み)へらず

世界大百科事典(旧版)内のヘラズの言及

【スカンジナビア】より

…彼らは有力農民の神殿hofを中心に祭祀共同体を組織し,かかる有力者はゴジgoði(司祭)とよばれた。このような有力者は集まって地域的集会heraðsthing(〈ヘラズherað(地域)の集会〉の意)を組織し,さらに人口増によって未開地が基本的に消滅した930年ころに,全島レベルの集会=アルシングAlthingに結集し,全島をさまざまなレベルの集会の体系に組織した。でき上がった機構は,全体は東西南北の4分区に分けられてそれぞれの集会をもち,各区はさらに三つ(北区のみ四つ)の地域(ヘラズ)に区分されてこれもそれぞれ集会をもち,この計13個の地域集会は,3人ずつのゴジによって主宰された。…

※「ヘラズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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