ヘプトル岩(読み)ヘプトルがん(英語表記)heptorite

岩石学辞典 「ヘプトル岩」の解説

ヘプトル岩

一部がガラス質の優黒質のアウインバサン岩で,バーケヴィ閃石,チタンオージャイト,橄欖(かんらん)石,アウインの斑晶が,ガラス質あるいはアナルサイムの石基に含まれる[Busz : 1904].アウイン─モンチク岩に相当する.ドイツ,ラインランド(Rheinlan)のジーベンゲビルゲ(Siebengebirge)のロエンドルファー(Rhöendorfer)谷に産出する.ギリシャ語でheptaは7を意味し,ドイツ語のsiebenは7で,これが岩石名の由来である[Tomkeieff : 1983],

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android