ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘカトンケイル」の意味・わかりやすい解説
ヘカトンケイル
Hekatoncheir
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ギリシア神話で「百の手」という意味の巨人。12人のティタン神族や3人のキクロプスたちと並んで、ウラノス(天)とガイア(地)から生まれた三兄弟。その名は、コットス、ブリアレオス、ギエスとされる。ウラノスは、この奇怪な子供たちを憎んでガイアの腹のなかに押し込めるが、ティタンたちは末の弟クロノスによって救い出される。キクロプスたちとヘカトンケイルたちは、さらにのちになってゼウスにより解放され、ゼウスらオリンポス神族とクロノスらティタン神族の覇権争いの際にゼウス側に味方し、大功をたてる。敗れたティタンたちは冥界(めいかい)タルタロスに幽閉され、ヘカトンケイルたちがその見張り番となった。
[中務哲郎]
《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
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