プーシキン(年譜)(読み)ぷーしきんねんぷ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プーシキン(年譜)」の意味・わかりやすい解説

プーシキン(年譜)
ぷーしきんねんぷ

1799 5月26日(ロシア暦モスクワの由緒ある貴族の家系に生まれる
1811 ツァールスコエ・セローに開設の貴族学校リツェイに入学
1817 リツェイを卒業。外務院に勤務。頌詩(しょうし)『自由』を書く
1819 詩『農村』を書く
1820 一連の政治的な詩がたたり、南ロシアに追放される。物語詩『ルスランとリュドミラ』を出版
1822 物語詩『コーカサス捕虜』を出版
1824 物語詩『バフチサライの泉』を出版。オデッサ(現、オデーサ)からミハイロフスコエ村に追放される。物語詩『ジプシー』を書く
1825 韻文小説『エウゲーニー・オネーギン』第1章を出版。『ボリス・ゴドゥノフ』を書く
1826 追放を解かれる。『エウゲーニー・オネーギン』第2章を出版
1827 物語詩『盗賊の兄弟』『エウゲーニー・オネーギン』第3章などを出版
1828 『エウゲーニー・オネーギン』第4~6章を出版
1830 『エウゲーニー・オネーギン』第7章を出版。「その一発」「吹雪(ふぶき)」「葬儀屋」「駅長」「令嬢百姓」5編からなる短編散文小説集『ベールキン物語』、4編の小悲劇『吝嗇(りんしょく)の騎士』『モーツァルトサリエリ』『石の客』『疫病さなかの酒宴』などを書く
1831 ナターリヤ・ゴンチャローバと結婚。外務院に勤務、同院保管文書の利用を許可される
1832 『エウゲーニー・オネーギン』の最終章を出版
1833 未完の長編小説『ドゥブローフスキー』第19章、物語詩『青銅の騎士』を書く。『プガチョフ反乱史』成る。侍従補に任ぜられ、宮廷勤務
1834 中編小説『スペード女王』を発表
1836 中編小説『大尉の娘』を発表
1837 1月27日(ロシア暦)妻ナターリヤに起因して近衛(このえ)士官ジョルジュ・ダンテスと決闘、2日後に死亡

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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