プロテアーゼインヒビター

栄養・生化学辞典 の解説

プロテアーゼインヒビター

 プロテアーゼ阻害剤タンパク質分解酵素阻害物質ともいう.プロテアーゼ活性を阻害する物質で,低分子の化合物から高分子タンパク質まで,多く種類がある.一般的には,プロテアーゼの活性中心性質によって阻害物質が異なる.例えば,トリプシンなどのセリンプロテアーゼには特有のタンパク質の阻害物質(→トリプシンインヒビター)があり,システインプロテアーゼについても同様である(→シスタチン).同じセリンプロテアーゼについても,阻害物質が特異性を示すものもある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android