精選版 日本国語大辞典 「プレー」の意味・読み・例文・類語
プレー
〘名〙 (play)⸨プレイ⸩
① 遊ぶこと。遊び。勝負事。〔外来語辞典(1914)〕
※砂時計(1954‐55)〈梅崎春生〉四「これは一種の頭脳プレイだからね」
② 競技。また、それをすること。
※日本文化私観(1942)〈坂口安吾〉二「プレーをしてゐるのではなく、息せききって追ひまくられた感じである」
③ 演劇。芝居。劇。戯曲。
※若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上「別な組のプレイの時にはあんなに声をたてて御笑ひになったのに」
④ 「プレーボール」の略。〔新式ベースボール術(1898)〕
⑤ 遊郭などに行くことをいう明治時代の俗語。
※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二「エ、そんなら守山君もプレイ〔遊廓などへ行くことをいふ書生の通語なり〕するかなア」
⑥ 楽器などの演奏。また、演奏すること。
※さらばモスクワ愚連隊(1966)〈五木寛之〉二「プレイすることへの燃えるような愛を忘れてしまったのではなかったか」
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