プラーナーヤーマ(読み)ぷらーなーやーま

世界大百科事典(旧版)内のプラーナーヤーマの言及

【呼吸】より

…この考え方はその後,とくにインドや中国で大きな発展をみせた。インドの古代哲学(ベーダーンタ学派)では呼吸(プラーナprāṇa)にかかわる機能を呼気,吸気,等気,上気,媒気の5種に分類したが(五風説または五気説),ヨーガ学派では,呼気→呼吸の停止→吸気という3種の機能からなる呼吸法(調息,プラーナーヤーマprāṇāyāma)の実修が説かれた。これは中間における呼吸の停止期間を長くすることに意を用い,独自の坐法と並行して宇宙との合一を目指すヨーガ瞑想(めいそう)の基本とされた。…

【ヨーガ学派】より

…ヨーガの実習法としては,8実習法が重要であるとされる。それは,(1)制戒(ヤマ),(2)内制(ニヤマ),(3)座法(アーサナ),(4)調息(プラーナーヤーマ),(5)制感(プラティヤーハーラ),(6)総持(凝念,ダーラナー),(7)禅定(静慮,ディヤーナ),(8)三昧(等持,サマーディ)である。制戒というのは,不殺生,真実(不妄語),不盗,不淫,無所有という五戒を守ることである。…

※「プラーナーヤーマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」