プラズマローゲン

栄養・生化学辞典 「プラズマローゲン」の解説

プラズマローゲン


 生体内に存在するリン脂質一つで,アルケニルエーテルリン脂質.コリンプラスマローゲンと,エタノールアミンプラスマローゲン上図がある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のプラズマローゲンの言及

【リン脂質(燐脂質)】より

…このように2位には不飽和脂肪酸が多い(図1にグリセロリン脂質の一般構造式を,図2にグリセロリン脂質の極性頭部を示す)。 プラズマローゲンplasmalogenは,ふつうのグリセロリン脂質と異なり,1位の脂肪酸エステル結合のかわりにα,β不飽和のエーテル結合をした長い脂肪鎖をもっている(図3)。極性基にエタノールアミンをもつものが最も多く,この脂質は筋肉や神経細胞の膜にとくに多い。…

※「プラズマローゲン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android