プラグインモジュール

ASCII.jpデジタル用語辞典 「プラグインモジュール」の解説

プラグインモジュール

「plug in」は「プラグに接続する」という意味。WWWブラウザーに組み込むことで、WWWブラウザーが処理できないデータを処理したりする拡張モジュールをこう呼ぶ。単に「プラグイン」と呼ばれることも多い。当初からWWWブラウザーには、自分が解釈できないタグに出会うと、適当なヘルパプログラム(helper program)と呼ばれる外部プログラムにそのデータを渡して処理してもらう機能(特殊フォーマットのデータを表示したり、音声データを再生したりする機能)が用意されていた。ただしヘルパプログラムはWWWブラウザーとはまったく独立したプログラムで、ヘルパプログラムでの処理結果をWWWブラウザーにフィードバックするような連携処理は行なえない。これに対しプラグインモジュールは、WWWブラウザーが提供するAPIを利用して作成された拡張モジュールで、WWWブラウザーと緊密な連携をとることが可能だ。このプラグインモジュールの機能により、通常のHTML文書の一部として配置された特殊なデータを、あたかも1つのページの一部としてプラグインモジュールに表示処理を行なわせるなどができるようになる。現在では、Netscape Navigator用、Internet Explorer用などを中心に、WWWブラウザーでさまざまな新機能を実現するプラグインモジュールが開発されている。

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