プエルト-プリンセサ地下河川国立公園(読み)プエルトプリンセサちかかせんこくりつこうえん

世界遺産詳解 の解説

プエルトプリンセサちかかせんこくりつこうえん【プエルト-プリンセサ地下河川国立公園】

1999年に登録された世界遺産(自然遺産)で、フィリピン南西部パラワン島パラワン州の州都プエルト・プリンセサ市から北へ80kmのセント・ポール山岳地域に位置する。この一帯石灰岩台地で、総面積202km2の国立公園には長さ8.2kmという世界最長の地下河川が流れている。この地下河川の下流では、潮の干満の影響を受けるため、公園は山岳生態系と海洋生態系の両方を有している。洞窟のなかに入れるのは公園が管理する船だけで、一般の船の立ち入りは禁止されている。動植物昆虫宝庫でもあることなどが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はPuerto-Princesa Subterranean River National Park

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

百科事典マイペディア の解説

プエルト-プリンセサ地下河川国立公園【プエルトプリンセサちかかせんこくりつこうえん】

パラワン[島]

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