プエブロ

デジタル大辞泉 「プエブロ」の意味・読み・例文・類語

プエブロ(Pueblo)

米国コロラド州中央部の都市ロッキー山脈東麓標高約1400メートルに位置し、アーカンソー川に面する。周辺石油石炭を産し、鉄道開通後、製鉄業により発展した。プエブロ湖州立公園、航空博物館、歴史博物館などがある。

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百科事典マイペディア 「プエブロ」の意味・わかりやすい解説

プエブロ

アリゾナ,ニューメキシコ州等に分布するアメリカ・インディアン。アコマ,ズニ,ホピなど多く部族からなる。石や日乾煉瓦製のアパート状の家(プエブロ)に住むので,この名がある。トウモロコシ,カボチャ栽培母系制で,雨乞い等の儀式を多くもつ。タオスの先住民居留地は1992年,世界文化遺産に登録。→プエブロ文化
→関連項目プエブロ・デ・タオス

プエブロ

米国,コロラド州ロッキー山脈東麓の鉱工業都市。標高1430mにある。灌漑(かんがい)農業酪農中心鉄鋼・冶金工業が盛んで〈西部のピッツバーグ〉の称がある。1846年モルモン教徒が入植。10万6595人(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「プエブロ」の意味・わかりやすい解説

プエブロ
Pueblo

アメリカ合衆国コロラド州中南部の都市。人口10万3495(2005)。ロッキー山脈の東麓,標高1430mにあり,アーカンソー川に臨む。市名はスペイン語で〈町〉を意味し,1842年に交易所が設けられた。石炭をはじめとする鉱物資源に恵まれ,81年以来鉄鋼業を中心とした工業の発展がみられた。サトウダイコン,アルファルファ,トウモロコシなどの灌漑農業や,牧畜業地帯の中心でもあり,観光基地としても知られる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プエブロ」の意味・わかりやすい解説

プエブロ
Pueblo

アメリカ合衆国,コロラド州南東部の都市。ロッキー山系のフロント山脈東麓,アーカンソー川上流に沿う。標高 1428m。商工業,交通の中心。 1806年砦の建設に始る。 72年デンバー・リオグランデ鉄道の開通に伴い,付近の炭田の開発が進み,製鉄業が発達。 1921年アーカンソー川の氾濫で大被害を受けた。付近の広大な灌漑地域では,牧草,タマネギ,カボチャ,メロン,キュウリの栽培が行われる。市の近郊に陸軍兵器庫,コロラド製鉄会社がある。サザンコロラド大学 (1933創立) の所在地。人口 10万6595(2010)。

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