日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ブロークン・ヒル(オーストラリア)ぶろーくんひるBroken Hill オーストラリア南東部、ニュー・サウス・ウェールズ州西部の鉱業都市。人口2万0363(2001)。同国有数の非鉄金属鉱山があり、鉛、亜鉛、銀鉱石を採掘し、西のポート・ピリーおよび東のニューカッスルへ鉄道輸送する。鉛、亜鉛の産出量はともに全国の約6割を占める。都市運営における鉱山労働者の組合の影響力が強いことで知られる。1883年鉱床発見、1907年市制施行。名称は先住民語地名の英訳である。[谷内 達] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例