ブロック塀(読み)ブロックべい

精選版 日本国語大辞典 「ブロック塀」の意味・読み・例文・類語

ブロック‐べい【ブロック塀】

〘名〙 コンクリートブロックを接合し積み重ねて造った塀。
※美しい星(1962)〈三島由紀夫〉六「安ホテルで、明治ホテルといふ門燈がブロック塀にかかってゐる」

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リフォーム用語集 「ブロック塀」の解説

ブロック塀

コンクリートブロックで造られた塀の事。一般的な住宅では、コンクリートブロックC種(150×190×390mm)が用いられ、モルタルを充填しながら積み上げられる。風通しや装飾的な観点から、穴の開いたものや、植物を配置出来る物等もある。内部には縦横方向にそれぞれ所定間隔鉄筋が入れられており、太さ10mm以上の所定のJIS規格を満たす鉄筋を、横方向が400mm間隔、縦方向が400mm×800mm(主壁の高さや控壁有無、鉄筋の太さにより異なる)で配することが義務づけられている。

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世界大百科事典(旧版)内のブロック塀の言及

【組積式構造】より

…組積造は耐震性を確保するために,建物の高さ・形,各室の大きさ,窓・出入口の大きさ,壁(耐震壁)の配置などに多くの制限がある。コンクリートブロック塀は,材料の入手,施工とも容易であるため広く普及しているが,1978年の宮城沖地震で倒壊による事故が多出し,軽微な構造であるとはいえ,安全確保のための配慮が必要であることがあらためて力説されている。建築構造石造建築ブロック造建築煉瓦造建築【上杉 啓】。…

※「ブロック塀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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