ブレント(英語表記)Brent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブレント」の意味・わかりやすい解説

ブレント
Brent

イギリスイングランド南東部,グレーターロンドンを構成する 33地区の一つ。外部ロンドンに属する区で,ロンドン市(シティ)の西に位置する。1965年にウェンブリーとウィルスデンが合併して成立した。ウェンブリーは住宅地として発展。1948年のロンドン・オリンピック競技大会サッカーの国際試合で知られるウェンブリー競技場がある。競技場は,2002年に解体されたのち 2007年に新しく 9万人を収容する競技場としてオープンした。ウィルスデンには工業団地があり,ロンドンでも有数の工業地域となっている。ブレント貯水池には多くの渡り鳥が訪れ,船遊びも行なわれる。面積 43km2。人口 27万100(2005推計)。

ブレント
Brent, Charles Henry

[生]1862.4.9. オンタリオ,ニューカッスル
[没]1929.3.27. ローザンヌ
アメリカ聖公会主教宣教師となり (1887) ,フィリピンのアメリカ聖公会教会の主教 (1901~08) ,ニューヨーク西教区の主教 (18~26) をつとめる。フィリピン滞在中にアヘン売買に反対し,上海のアヘン会議 (09) の議長となった。世界教会運動にも活躍し,晩年には教会の合同を目指す信仰職制運動に専心し,ローザンヌの信仰と職制についての世界協議会 (27) では議長をつとめた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のブレントの言及

【北海油・ガス田群】より

…1970年にはノルウェー海域で最初の北海油田エコフィスクEkofiskが発見され,その後短期間内にノルウェー,イギリス,デンマークの中間線沿いにいくつかの油田が発見された。次いで71年に北緯61゜以北でブレントBrent油田が発見され,この油田地帯がさらに北方まで延長していることが期待されるようになった。 北海南部のイギリス海域では12のガス田が発見されたが,そのうち5ガス田はかなり大きい。…

※「ブレント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android