ブレシコ・ブレシコフスカヤ(読み)ぶれしこぶれしこふすかや(英語表記)Екатерина Константиновна Брешко‐Брешковская/Ekaterina Konstantinovna Breshko-Breshkovskaya

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ブレシコ・ブレシコフスカヤ
ぶれしこぶれしこふすかや
Екатерина Константиновна Брешко‐Брешковская/Ekaterina Konstantinovna Breshko-Breshkovskaya
(1844―1934)

ロシアの女性革命家。富裕な貴族家柄に生まれる。1873年「ブ・ナロード」(人民の中へ)の運動に加わったが、翌年逮捕され、3年間投獄のあと、北ロシアのカラ流刑となる。96年恩赦で釈放されたが、引き続き反政府の地下活動を続けた。99年ゲルシューニと「ロシア政治解放労働党」の創設参画。1902年同党が社会革命党SR(エスエル))に合流してからは、その指導者の1人となる。17年の二月革命後は臨時政府を支持し、十月革命後はボリシェビキに反対した。19年アメリカに亡命、その後チェコスロバキアやフランスで暮らした。

[外川継男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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