デジタル大辞泉 「ブルーカーボン」の意味・読み・例文・類語 ブルー‐カーボン(blue carbon) 沿岸海域の海洋生物が二酸化炭素を吸収して固定される炭素。貝殻やサンゴの骨格など、おもに炭酸カルシウムとして固定される。陸上の植物の光合成によって固定された炭素(グリーンカーボン)に対していう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「ブルーカーボン」の解説 ブルーカーボン 海藻など沿岸海域の生態系が二酸化炭素を吸収することで固定される炭素のこと。吸収された二酸化炭素は、主に貝殻や珊瑚の骨格などに含まれる炭酸カルシウムとして固定される。2009年、国連環境計画(UNEP)の報告書において命名された。森林に吸収される炭素「グリーンカーボン」の2倍以上の炭素が海域で吸収されていることから、新たな地球温暖化防止対策として注目されている。19年、国土交通省は二酸化炭素の吸収源として活用していく方針を固めた。 (2019-6-13) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報