ブルッヘ

デジタル大辞泉 「ブルッヘ」の意味・読み・例文・類語

ブルッヘ(Brugge)

フラマン語の橋の意から。「ブリュッヘ」とも》ベルギー北西部の工業都市。フランス語名ブリュージュ中世以来、毛織物工業が行われ、ハンザ同盟に加わり繁栄。当時の町並みと運河が残る旧市街は「天井のない美術館」と称され、2000年に「ブリュージュ歴史地区」の名で世界遺産文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ブルッヘ」の意味・わかりやすい解説

ブルッヘ

ベルギー北西部のフランドル州の都市。ブリュッヘとも。フランス語ではブリュージュ。鉄道,運河(北海岸のゼーブリュッヘと通じる)の要地で,レース醸造,印刷などの工業が行われる。865年に創建され13―14世紀は商業都市として繁栄し,毛織物業の中心地であった。中世を通じてフランドル伯領の首都。だが,13世紀末からの毛織物業の衰退とともに沈滞した。フランスの作家ロデンバックによって《死都ブリュージュ》(1892年)が書かれたほか,画家クノップフの絵にも描かれている。その歴史的街区は2000年に世界文化遺産に登録された。11万7170人(2012)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

改訂新版 世界大百科事典 「ブルッヘ」の意味・わかりやすい解説

ブルッヘ
Brugge

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のブルッヘの言及

【ブリュージュ】より

…ベルギー西フランドル州の都市で,同州の主都ならびに司教座所在地。現地名ブリュッヘまたはブルッヘBrugge。人口11万8000(1981)。…

※「ブルッヘ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android