ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラックバーン」の意味・わかりやすい解説
ブラックバーン
Blackburn
ブラックバーン
Blackburn, Elizabeth H.
オーストラリア生まれのアメリカ合衆国の生物学者。フルネーム Elizabeth Helen Blackburn。メルボルン大学卒業後,1975年にケンブリッジ大学で博士号を取得。エール大学での博士研究員を経て,カリフォルニア大学バークリー校で助教授(1983),教授(1986)を務めたのち,1990年からカリフォルニア大学サンフランシスコ校教授。ベンジャミン・フランクリン・メダル(2005),ラスカー賞(2006)など受賞多数。1984年にキャロル・W.グライダーと共同で,染色体の末端を守り遺伝情報をうまくコピーするための繰り返し構造テロメアを合成し伸ばす酵素を発見,テロメラーゼと名づけた。2009年,テロメアの解明への貢献により,グライダーおよびジャック・W.ショスタクとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。
ブラックバーン
Blackburn, Joseph
[没]1774?
イギリス生れのアメリカの画家。 1753~63年ボストンで活躍。イギリス・ロココ調の画風でコロニアル時代の優美な婦人の肖像を描いた。主要作品『マーガレット・シルベスター・チーズバラ夫人』 (1754,メトロポリタン美術館) 。約 100点の肖像画が残る。
ブラックバーン
Blackburn, Robert
[没]1955.9.10. エクセター
イギリスの技師。 1909年に世界で初めて全金属製の飛行機を設計,製作した。その製作機は第1次世界大戦の花形機となった。 14年ブラックバーン飛行機製作会社を創設。
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