日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ブラックバーン(イギリスの地名)
ぶらっくばーん
Blackburn
イギリス、イングランド北西部にあるユニタリー・オーソリティーUnitary Authority(一層制地方自治体)の工業都市で、行政地名はBlackburn with Darwenという。人口13万7471(2001)。エリザベス1世(在位1558~1603)時代には人口2000の市場町であったが、産業革命期に有力な綿工業都市の一つに成長した。近くに産した石炭と石灰石、1816年開通のリーズ・ブラックバーン・リバプール運河が発展の主因である。今日では綿工業の地位が下がり、機械および食品工業が盛んになった。ルイス繊維博物館があり、往時の資料に富む。
[久保田武]