ブラウニング(Elizabeth Barret Browning)(読み)ぶらうにんぐ(英語表記)Elizabeth Barret Browning

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ブラウニング(Elizabeth Barret Browning)
ぶらうにんぐ
Elizabeth Barret Browning
(1806―1861)

イギリスの女流詩人。富裕な地主バレット家の12人の子のうちの長子として生まれ、幼時から古典を学び、詩をつくった。虚弱であったが知力は優れ、1845年R・ブラウニングに会うまでに数巻の詩集アイスキロス翻訳を発表した。2人の恋愛と46年の結婚の結果生まれた『ポルトガル語より訳せるソネット集』(1850)と長詩『オーローラ・リー』(1857)が代表作。結婚後はフィレンツェに住み、同地で没した。

戸田 基]

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