ブライアン グリーンウッド(英語表記)Brian Greenwood

現代外国人名録2016 の解説

ブライアン グリーンウッド
Brian Greenwood

職業・肩書
熱帯医学者 ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院教授 アフリカ・ロンドン・ナガサキ(ALN)奨学基金創設者

国籍
英国

生年月日
1938年11月11日

出生地
グレーター・マンチェスター州マンチェスター

学位
医学博士(ケンブリッジ大学)〔1968年〕

受賞
McKey Prize(American Society of Tropical Medicine and Hygiene)〔1991年〕,Adesuyi Prize(West African Health Community)〔1995年〕,Manson Medal(Royal Society of Tropical Medicine and Hygiene)〔2001年〕,野口英世アフリカ賞(第1回)〔2008年〕

経歴
1962年からロンドンで研修医を務めた後、英国から独立した国々の医療に役立ちたいと、’65年ナイジェリアのイバダン大学病院研究員になる。’68年ウェルカムトラスト研究フェロー、’70年ナイジェリアのアハマドゥベロ大学講師を経て、’80〜95年英国医学研究評議会在ガンビア研究所所長。’96年よりロンドン大学衛生・熱帯医学大学院教授。殺虫剤を染み込ませた蚊帳を導入し、5歳未満で死亡する子供の数を1000人あたり200人から50人に減らすなど顕著な効果を上げ、現場に密着した先駆的なマラリア研究で知られる。その功績が評価され、2008年日本政府より第1回野口英世アフリカ賞を贈られた。2009年その賞金全額をもとに、アフリカ人の医学者を育成するアフリカ・ロンドン・ナガサキ(ALN)奨学基金を創設。長崎大学の有吉紅也教授らと基金を運営する。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報