ブタ(豚)(読み)ブタ

百科事典マイペディア 「ブタ(豚)」の意味・わかりやすい解説

ブタ(豚)【ブタ】

偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳(ほにゅう)類。原種はイノシシでヨーロッパではヨーロッパイノシシから,アジアではアジアイノシシから飼いならされて家畜化したものといわれる。その中間系もある。頭部や四肢は小さく,胴部は肥大して長い。皮膚は厚く,毛は粗剛。牙(きば)はない。抵抗性や適応性に富み成熟は早く,飼育は容易。ヨークシャー種,バークシャー種,ランドレース種,ポーランドチャイナ種など多くの品種があるが,ほとんどが肉用である。また皮はなめして細工物,毛はブラシなどに利用,骨からは膠(にかわ)やゼラチンをとる。→豚肉養豚
→関連項目家畜

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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